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のこのこさんのあらすじ: 更新順

★0ケロッグ博士(1994/米)舞台は20世紀初頭の米国、かの有名なコーンフレークの代名詞ケロッグ社の創始者ケロッグ博士アンソニー・ホプキンズが提唱する健康とは? その博士の教えにぞっこんな妻エレノアブリジット・フォンダが夫ウィルマシュー・ブロデリックを連れて博士が運営する世にも奇妙な療養施設!に入院して「健康」を手に入れるべく療養に励むが... そこは徹底した菜食主義と、禁欲主義によるスパルタ式健康へ険しい道のりであった....「レスター博士」が「ケロッグ博士」となり観客を肉食から菜食へと導くというお笑い付き。さてこの夫婦が最後に手に入れたものは?![投票(3)]
★5突然炎のごとく(1962/仏)ヌーベル・バーグとかつて呼ばれたフランス映画の中でもゴダール『勝手にしやがれ』と並ぶ代表作。 20世紀初頭パリで小説家希望のオーストリア人青年オスカー・ウェルナーとフランス人新聞記者アンリ・セールが固い友情で結ばれる。お互いの文章を読んでは感動分かち、彫刻の趣味も一致するほど2人は趣味が似ていた。 そんなある日の午後の茶会で、2人が美しいと思った彫刻そのままの自由奔放な女性ジャンヌ・モローが現れる。大戦をはさんで数十年にも渡る奇妙な三角関係。なんと原作はこれが73才アンリ・ピエール・ロシェの処女作!ラウール・クタールの撮影、ジョルジュ・ドリューの音楽が美しい。初期フランソワ・トリフォーの傑作[投票]
★0去年マリエンバートで(1961/仏=伊)1950年代に流行した「文学とその方法」を映画で試みた実験的作品。舞台となるバロック調の豪華ホテルには具体的な設定は設けられておらず、場面は繰り返し繰り返し、ダイアローグも繰り返される。去年出会ったという男女。駆け引きは単なる想像か記憶の再生なのか? はたまた単なる幻想に過ぎないのか、特定の時間軸も定かではないし、二人の会話も一切、確実な手がかりもない。ただ繰り返されるフラッシュバックとセリフのみが画面に提示され、観客の主観に全て委ねられる。極めつけは、けして勝つことの出来ないゲーム、そして人工的で不自然な左右対称の庭が象徴するような美ですら全ては観客の主観に。ベネチア映画祭グランプリ作品[投票(4)]
★0逢びき(1945/英)裕福な人妻シリア・ジョンスンは週に一回、子供をお手伝いさんに預けて、列車で街に出て買い物やレストランでの食事、映画を一人で楽しむことを気晴らしにしていた。そんなある日、列車が来るまでの時間を潰す駅のビュッフェで目に入ったすすを、心優しい医者トレバー・ハワードに取ってもらい、それ以来、お話をするのを楽しみにするようになるが...二人はそれぞれ家庭を持つ大人であった。映画全編に流れるラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」が映画をメランコリーに包み込む。ノエル・カワードの短編をリーンが珍しく小品に仕上げた作品。[投票]
★0今ひとたび(1989/米)自由気ままに夢を追う男テッド・ダンソンと高校時代の同級生だった遊び人の夫に心悩む貞淑な妻イザベラ・ロッセリーニによる、もつれながら、悩みながらお互いを心と心で結び合う大人のラブストーリー。その他恋のアンサンブルがちりばめられる。 アメリカで大ヒットしたフランス映画『さよならの微笑』のリメイク[投票]
★0クレイマー、クレイマー(1979/米)公開当時大変な反響を呼び、その年のオスカーをかっさらった話題作。NY仕事人間テッドは家庭を顧みず、家には眠りに帰るだけ。子供のために仕事を辞めて専業主婦に収まっていた妻ジョアンナは「何のために生きているのか分からない」と荷物を抱えて家を出ていく。 7才の息子ベンジーと二人きりになったテッドは家事と仕事の両立に悪戦苦闘の日々を送らざろう得なくなる。が、そんな日々にも慣れてきた頃、妻からの連絡が入る。なんと息子を返して欲しいと。かつて連れ添った夫婦がタイトルが示すとおり「争う」のである。[投票(1)]
★0雨のなかの女(1969/米)ある日突然、家出をした主婦シャーリー・ナイトが大学を放校処分になった元ラグビー選手ジェームス・カーンをヒッチハイクして雨のアメリカを車で走らせる...。若きコッポラ監督の静かな静かなロードムービー。[投票]
★0帰郷(1978/米)舞台は60年代アメリカ、ベトナム戦争のさなか。出征する夫ブルース・ダーンを送り出した妻ジェーン・フォンダは帰還兵士を看護するボランティアに参加する。あわただしく悲惨な光景の中で高校時代の同級生ジョン・ボイドと再会するが。戦場ではないベトナム戦争の悲劇を描いた作品。[投票]
★0ダークマン(1989/米)B級ホラーコミック映画を得意とするサム・ライミ監督がハリウッド屈指のキャスティングで放つ異色B級コミックホラーサスペンス(+ロマンス)作品。 驚異の人工皮膚完成に情熱を傾ける科学者ペイトンリーアム・ニーソンはその奇跡の完成を目前にして、ナゾの犯罪集団によって襲われる。命こそは助かったものの、婚約者フランシス・マクドーマンドには見せられない顔になってしまう。会いたくてもまだ未完成の人工皮膚では彼女のそばには長くは居られない...悲しみ、苦しみ、怒りが彼を科学者から、復讐のマントを翻す...「ダーク・マン」へと変身させたのだった...。 続編も制作された。[投票]
★0グッバイガール(1977/米)全盛期を超えたミュージカル女優マーシャ・メイスンは男運が悪くまだ幼い娘クイン・カミングスが呆れるほど、男を見る目がない。 そればかりか、アパートには見知らぬ男リチャード・ドレイファスがアパートの権利を主張して、立ち退きさえ要求してくる始末。奇妙な同居が始まるが...。70年代後半のNYの空気が、オフオフ・ブロードウエイで明日へのスターへの切符をめざす熱気が伝わる、NY下町人情物語。アカデミー賞主演男優賞受賞というおまけも。[投票]
★0ワン・フロム・ザ・ハート(1982/米)ラスベガスの装飾デザイナーのテリー・ガーは車の修理工フレデリック・フォレストと同棲しているものの最近倦怠期を迎えている。夢は二人で楽園ボラボラ島でバカンスを送ること。ある日些細なことでケンカした二人は別々のパートナーと、きらめくラスベガスの街へ繰り出して行くが...。なんとこの作品で映画会社を倒産させてしまうほどお金を使いまくったという逸話もあり、映画そのものよりコッポラの撮影逸話の方が当時話題になったという。ハリウッド黄金期のミュージカル映画を現代風に復活させた小粋な一品。全シーンセット撮影という豪華な作品です。[投票(2)]
★0ザ・コミットメンツ(1991/アイルランド)舞台はアイルランドの首都ダブリン下町。音楽で一旗揚げようと新聞広告にバンドメンバー募集広告を載せ、セミプロ?ソウルバンドを結成。その名もタイトル「ザ・コミットメンツ」。「アイルランド人はヨーロッパの黒人だぜ」などと結成当初は順風に乗り、サクセスも見えかけてきたが...。 原作は本作を自費出版で作家デビューしたロッディ・ドイル。監督は音楽映画など幅広い英国人アラン・パーカー。実際本作出演メンバーは地元の現役ミュージシャンであり、ボーカル役はソロデビューをマジで果たしている。[投票]
★5バウンティフルへの旅(1985/米)戦時下のテキサス。故郷を離れて都会に息子夫婦と共に狭いアパートに暮らす未亡人ジェラルディン・ペイジ。嫁との折り合いも悪くて、どうにも昔の暮らしが懐かしい。そんなある日チャンスを見つけて、故郷バウンティフルへと向かうバスに乗り込むのに成功するが...果たして故郷にたどり着けるのか? 名女優ジェラルディン・ペイジの8度目のオスカーノミネーにして主演女優賞受賞作品。[投票]
★0居酒屋ゆうれい(1994/日)夫婦二人で営んでいた小さな居酒屋の主人萩原健一はついに、病弱だった妻室井滋に先立たれる。そうこうしているとお節介なご近所にお見合いでもしたらと勧められて断れずに見合いの席で一目惚れ。かくして若くてはつらつとした後妻山口智子との新しい人生...かと思いきや、前妻を看取る際の大事な約束を忘れていたのであった! 新婚初夜以降、成仏できずにさまようお節介な前妻に二人はとことん付き合う羽目になるが。 と奇妙な三角関係と、居酒屋に訪れる常連たちの織りなす人間模様。続編も制作されたヒット作。 [投票]
★0誘う女(1995/米)短大卒の若き美女ニコール・キッドマンは激しい上昇志向を内に秘めながら、田舎町でイタリア料理屋の跡継ぎ息子マット・ディロンと恋に落ちて結婚。しかし妻になった彼女の上昇志向はハネムーン旅行で運命に火を付ける。そう、あこがれのテレビ局に入社成功! お天気お姉さんの座をゲットする。が、これだけでは彼女の野望はとどまるわけはなかった。名もなき地方局から...ステップするにはと、地元の高校に押しかけて取材活動なるものを始めるが....結末はいかに。米国で1991年に実際に起きた殺人事件を元に映画化。キッドマンのなりふり構わぬあばずれ女のなりきりぶりが話題に。[投票(1)]
★0恋におちて(1984/米)舞台はNY。とあるクリスマスイヴの日、それぞれ家庭を持つ2人メリル・ストリープロバート・デニーロがお互いの伴侶へのプレゼントの本を取り違えてしまう。そんな偶然の出会いから気が合う友達に。そんな関係も次第に形を変えていく....  1942年デビッド・リーン監督の名作『逢いびき』の現代版リメイク。[投票]
★0インテリア(1978/米)完璧な母親であり、インテリアデザイナーとしても一流である母親ジェラルディン・ペイジが支配する完璧なる世界。そんな世界に変化が訪れた。ある朝食時、姉妹も集まるテーブルで引退も近づいた弁護士の父親E・G・マーシャルが「一時的別居」を提案するのだが...。 前作『アニー・ホール』でのアカデミー賞受賞と興業面での成功をバックについに挑む、アレンが敬愛するベルイマンの影響が色濃い、哲学的なシリアス家族関係劇。 公開当時、評論家からも手厳しくやられ、興業面でも今ひとつだったが、その後のアレン監督一連の傑作映画の布石ともなった一作。アレンが演出・脚本に徹した初の本人未出演作品でもあります。[投票]
★0ピンク・フラミンゴ(1972/米)カルト映画の巨匠ジョン・ウォーターズの記念すべき大出世作品。 世界一お下劣な人間ディバインは有名になりすぎたためエディス・マッセイらファミリー共にトレイラーハウスを隠れ家としてボルティモア郊外にひっそり?暮らしていた。 そんなディバインの有名ぶりを妬んだ、これまたお下劣犯罪者夫婦ミンク・ストールデビット・ロチャリーが「世界一お下劣」の名誉を奪回すべく、ディバインらに宣戦布告をしたが... ラストシーンもさることながら、これでもか、これでもかのお下品・お下劣満載カルト映画の金字塔。 倒産寸前だった映画会社「ニューライン・シネマ」をこれ一本で救ったという、いわくつきの作品でもある。[投票(1)]