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紀子の食卓 (2005/)

[Drama/Mystery]
製作総指揮諸橋裕
製作鈴木剛
監督園子温
脚本園子温
原作園子温
撮影谷川創平
美術藤田徹
音楽長谷川智樹
出演吹石一恵 / つぐみ / 吉高由里子 / 並樹史朗 / 宮田早苗 / 三津谷葉子 / 安藤玉恵 / 渡辺奈緒子 / 李鐘浩 / 古屋兎丸 / 手塚とおる / 光石研
あらすじ停電の夜だった。暗闇の中、紀子(吹石一恵)は家を出た。17歳、ひとり東京へ向かった。頼りは、WEBサイト<廃墟ドットコム>で知り合った「上野駅54」さんだけだった。「上野駅54」さんは上野駅にいた。彼女は両親と弟を連れていた。仲の良さそうな家族だった。だけど彼女たちは家族じゃなかった。客の依頼を受けて家族を演じる「レンタル家族」だった。紀子はその「レンタル家族」の一員に加わることにした。そして、新宿駅では54人の女子高生が手をつないで、一斉に、中央線にその身を投げた。[カラー/159分] (林田乃丞)[投票]
Comments
全10 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5私は私である以上、私と関係を結ばなければならないし結ばずには生きてゆけない。それを拒否して自分勝手に死んではいけないし死なせてもいけない。すでに社会と接してしまった一個人として、それはきっと大切なことなのだろう。そうに違いない。と今は思う。 [review] (tredair)[投票(3)]
★5相変わらずモノローグの洪水だが、そこに彼自身の言葉は存在しない。園子温はようやく詩人から作家になったのかもしれないと思う。 [review] (林田乃丞)[投票(2)]
★5愛のむきだし』の原型であり、『家族ゲーム』の進化系。運命の赤い糸を自ら断ち切って始まる“薄皮一枚”の物語。 [review] (ペペロンチーノ)[投票]
★4予想外の佳作。『自殺サークル』('02)の別面を描いてい乍ら、登場人物の心象を切り取る事に成功し、全く別の位置で完成されている。(とはいえ園子温ワールドに不慣れなひとは、矢張り前作を観ておいた方がいいのかも知れない。) [review] (死ぬまでシネマ)[投票(2)]
★4最初軽い青春ものかなと思って見ていたら、どんどん急速度で現代の家族のあり方についてメスを入れる展開に、かなり戸惑いつつも、画面からの求引力に見入ってしまうエネルギーに驚く。 [review] (セント)[投票(2)]
★3人を動かすのは観念にすぎないから延々と説明が尽くされるだけだが、人の能力は目に見えるために事態を転がしていく。瑕疵がなくとも家庭そのものを許容できない女権称揚が空論を押し通してしまう。 [review] (disjunctive)[投票]
★3集団自殺はとって付けたような印象。ただでさえモノローグが冗長なのでレンタル家族だけに絞ってもよかった。 [早稲田松竹/110809] (TOMIMORI)[投票]
★3愛のむきだし』に至る、偉大なる助走。 [review] (田邉 晴彦)[投票]
★3製作順に、前のテーマや映像を使いまわしているのは、作家性がやや強く出すぎていて、自主映画時代を思わす。製作順では無く、新しい方から先に見ちゃうと、まだ未整理の古い方が面白味に欠ける印象を受ける。という訳で『愛のむきだし』のがお勧め。091123 [review] (しど)[投票]
★3なんだか奇妙な魅力に取り付かれて最後まで堪能したんですが、好きか嫌いかと考えればこういう映画は好きじゃない。自分と関係しているか、そんなの考えないで生きていける自分は幸せなのか、否か。わからない。 (あちこ)[投票]
Ratings
5点4人****
4点13人*************
3点14人**************
2点3人***
1点0人
34人平均 ★3.5(* = 1)

[この映画が好きな人]

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