★2 | 赤線(2004/日) | うーん、これは観ているのがつらかった。独特の雰囲気はあるが、なんかよく分からないというのが正直なところ。つぐみ目当てでみたが、残念ながら彼女の魅力もいかされてなく、中村獅童は、何を考えているのかよく分からない。胸に迫ってくる人物がいない。現実離れしたドラマを見ている感覚だった。 | [投票] |
★4 | この世の外へ クラブ進駐軍(2004/日) | つい先日見た『アカルイミライ』で注目のオダギリジョーが、一転、今度は爽やかな青年役を好演。メンバーが、バーで肩組んで歌う場面や、審査員の前で、変にニヤけて演奏する場面などが笑えた。戦後の暗さを吹き飛ばす「明るさ」がいい。彼らの存在感が、浮いた感じもあるし、もっと彼らを掘り下げても良かった気もする。けれど、これでいいのかもしれない。「ジャズ」のリズムで、物語全体が心地よく軽やかに包まれた物語だ。 | [投票(2)] |
★5 | タイム・リープ(1997/日) | いや、何を隠そう、出演欄にもない(涙)つぐみ目当てに観ただけ。ここでも評価低いし、全く期待してなかった。冒頭から佐藤藍子のわざとらしい演技と川岡大次郎の似合わない低音声に、「あちゃちゃあ…」と。それでもつぐみが出てくるまでは、我慢しようとしてたはず、なのだが、どこをどう間違ったのか…「大好き」な映画に変貌してしまった。悔しいけど。主題歌の甘い歌声が、リフレインする…。 [review] | [投票(1)] |
★5 | 四月物語(1998/日) | これほど暖かくてピュアな気持ちに浸れる映画はないだろう。一人暮らしや大学生活の何気ない日常が実にさりげなく、身につまされるほどリアルに描かれている。松たか子という存在なくしてはこの映画は成り立たないほど、彼女の魅力が最大限生かされている。見るだけで心がほわっ…としたぬくもりに包まれる、大切に、大切に、手のひらで包み込んでいたい素敵な小品。 | [投票(6)] |
★4 | ロックンロールミシン(2002/日) | この「曖昧さ」がこの監督の本骨頂と感じた。どこにでもいそうな、生きることに疲れ、自信喪失気味の主人公が、服飾デザイナーたちの「異質」な空間に魅せられ、関わっていく。「一時の夢」を見たような放心状態、けだるくも静かに押し寄せてくる熱気がじんじんと響いてきた。この監督は、この路線で突き進んでほしい。 | [投票(3)] |
★5 | 贅沢な骨(2001/日) | 全編を覆う虚無的なけだるさが、何故か心地いい。記憶に留めておきたい数々の映像が、それに輪をかけるように物語をゆったりと導いていく。ただし、予定調和ではなく、少しずつ「歪み」と「あいまいさ」を伴いながら…。 [review] | [投票(6)] |
★4 | 月光の囁き(1999/日) | 前半の前半は青春映画の王道だ。むしろこの部分だけでも個人的には、満足だが…。初々しい、と思っていたら、正常から異常(といっていいのかどうか)へと雪崩れこんでいく急展開。少年の屈折した純粋すぎる思い、少女の絶望と快楽の狭間に揺れる葛藤に、息苦しくなってきた。『贅沢な骨』で抜群の存在感を見せた、ショートカットのつぐみもいいが、長髪の彼女もまた、美しい。彼女はもっと作品に出てほしいものだ。 | [投票] |
★4 | 人斬り銀次(2003/日) | 恥ずかしながら、つぐみが出てなければ、絶対に手に取らない作品だっただろう。だから期待してなかったが、夏八木勲と竹内力のダブルキャストが現在と過去の銀次を、好演。特に夏八木勲の過去を背負った存在感は抜群。「戦争」に対しての、メッセージ云々よりも、まずエンターテイメントとして、予想以上に味わうことが出来たという意味では、成功。つぐみも重要な役回りを演じていたので、個人的には満足。 | [投票] |
★5 | ハッシュ!(2001/日) | 正直、ここまで「はまる」とは予想だにしなかった…。きまぐれに吹き抜ける風にふわり…と舞う3枚の「木の葉」が、くるくるっ…と絡まりあう。そして光とまみえてひと時の「きらめき」を、実に心地よく爽やかに、目の前に提示してくれた。 [review] | [投票(3)] |
★2 | ねじ式(1998/日) | 冒頭の異様な映像が流れた途端、いやな予感がしたが、果たしてそうだった・・・。原作を全く知らないので、なんとも言えないが、何が言いたいのか、途中からさらに分からなくなってしまった。うーん・・・。これでは評価云々する資格がないし、理解しようとするのが、そもそも間違っているのかもしれない。つぐみ見たさに、借りた映画だったが、自分にとっては、それだけの映画になってしまった。 | [投票] |
★3 | 紀雄の部屋(2003/日) | 冒頭、紀雄の部屋での紀雄(高岡蒼佑)と綾子(つぐみ)の会話で引きかけたが、二人の出会いが挿入されたり、おバカな女友達や、紀雄の変な後輩たち、綾子のライバル(?)安藤希の登場で、俄然おもしろくなってきた。ごくありふれた男女を描いたようでいて、よく考えると、かなり変な人たちを描いている、一風変わった恋愛もの。何といってもつぐみを観れたのがうれしい。 | [投票(2)] |