★3 | 工場が火事になった後の修羅場なんて、みんな泣き叫んで嫌なシーンだ。やっぱり黒澤らしい室内の人物の動かし方と、望遠レンズと標準レンズとのマルチ撮影によるカッティングは面白い。しかし、いつもに増して登場人物が類型的。次女(すえ)の陽性もあざといあざとい。 (ゑぎ) | [投票(4)] |
★5 | 燃やされるのを怖がるあまり… [review] (甘崎庵) | [投票(16)] |
★2 | まじめな映画だと思うがつまらない。大仰なタイトルを冠したわりには、喜一(三船敏郎)の恐怖心が一向に共有できず始めから終わりまでもどかしさがつきまとう。それは、核兵器が何故恐ろしいかという本当の理由に、黒澤が触れていないからだろう。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 三船翁のワンマン・パラノイア性があまりに強く描かれ、主題がうまく伝わらない。つまり失敗作なのだが、役者がみな素晴らしいので最後まで目が離せないのだ。 (AKINDO) | [投票(1)] |
★5 | 早坂文雄さんが病気にあっていた頃に作られた映画ということで、若干勢いを失っています。でもそんな黒澤監督が大好きです。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 核の恐怖に精神の統合を失ってしまうことは、あの惨劇を近似体験すれば誰にも起こりうることではなかろうか・・・。三船敏郎の熱演はやはり凄い。 (RED DANCER) | [投票] |
★3 | 主人公はなかなかの大人物だと思うが、映画自体はその主人公を全肯定させるだけの説得力に欠けている。[Video] [review] (Yasu) | [投票(1)] |
★4 | 別名は『親父の異常な世界での正常な愛情 または親父は如何にして心配するのを止めず核を恐れるようになったか』だろう。スタンリー・キューブリックは見事この映画の主題のパロディで成功したわけだが、この映画は発想源にとどまっていない。体験者と使用者の違いは鮮明で豪快。…そして早坂文雄の遺作となった音楽がそれを静かに捲し立てる。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(4)] |