シリル・ロイの映画ファンのコメント
エンター・ザ・ボイド(2009/仏=独=伊)が好きな人 | ファンを表示する |
未来よ こんにちは(2016/仏=独) |
怪物化を経て不思議ちゃんおばさんとして余裕のフィルモグラフィを重ねるユペールの到達点。不運・不幸の釣瓶打ちに少し枕を濡らしたとしても前を向いて又歩きだす。能面のような無表情の天然は唯一。母親役のスコブもいい。この人も一種の怪物です。 (けにろん) | [投票(2)] | |
ごく単純な事実の指摘に過ぎないが、全篇にわたってイザベル・ユペールは忙しなく動き続ける。彼女にはおとなしく映画を鑑賞することすら許されない(『トスカーナの贋作』!)。少数の例外に留まる「佇む」「座る」「横たわる」も(楽譜における休符のように)「動く」の一形態として演じられるだろう。 [review] (3819695) | [投票(3)] | |
妻でもなく、娘でもなく、母でもなく、恩師でもなくなるとき。人生の“役”が次々と消失しても、この聡明な哲学教師は慌てない。ひたすら動き回りながら考える。ついに、自らペットの飼い主であることすら放棄して、自分は自分になることを冷静沈着に選択する。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |