長谷川公彦の映画ファンのコメント
11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011/日) ORGAN(1996/日)が好きな人 | ファンを表示する |
苦役列車(2012/日) |
「北町貫太」を演じ、表現できるのは、結局西村賢太しかいないということが良くわかりました。また、山下敦弘の世界観と西村賢太の世界観は似ているようで相容れないことも良く分かりました。 (TM(H19.1加入)) | [投票] | |
脚本のいまおかしんじが、原作に付け加えた要素は「希望」への手がかりだ。それを受けた山下敦弘が手堅い演出で、貫太の中をただ過ぎて行く無為な時間に、多角的に「自覚」というクサビを打ち込み、「次へ」という価値を付加することで真摯な娯楽映画になった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(10)] | |
純然たる職業演出家としての達成が窺える、山下敦弘の最もプロフェッショナルな映画。おそらくそれは向井康介や近藤龍人、あるいは山本浩司や山本剛史といった名をクレジットに見出せないこととも無縁ではないだろう。撮影の充実度は同じく池内義浩がカメラを担当した『リンダ リンダ リンダ』に並ぶ。 [review] (3819695) | [投票(13)] | |
TKBって笑 72/100 (たろ) | [投票] | |
森山未來の役者としての凄味に最高級の評価。しかしながら、本作に「人格」を持った女性は出すべきではなかったと思うので1点減。 [review] (Master) | [投票(4)] | |
西村が場違いな昭和言語で取り繕った極北の下司根性を森山が据わった三白眼で二乗し開放してしまった。優しさと馴れ合いに支配された時代に降臨した糞ミーイズム。それが紙一重だとしても苛烈たる者がこじ開けた吐溜めの向うの希望こそが清冽なのだ。 (けにろん) | [投票(10)] |