とは言え、最後のソウル決戦の作りとかうまいし、その前のマットレスの抜け殻にごろごろくるまってから、それを再びごろごろほどいて立ち上がるところとかも可愛いし、結局（『トレインスポッティング』と同じで）すかっとしたけどその後が心配なあたりも嫌いじゃないし、アン・ハサウェイが同性に嫌われそうなオタサーの姫的キャラを開き直ってやっているのも悪くはないし、いろいろ好きなところはある。でもなー、怪獣映画を見に行ったのに怪獣バトルが少なくてがっかりした気持ちのやり場がないので点数は厳しめ。カタルシスが足りないって言うか、カタルシスに至るまでの種まきに失敗してる感じ。あと展開がもたもたし過ぎなんだけど、まあ怪獣映画じゃなくてクズ男女映画のテンポだと思えばそういうものなのかも。