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[コメント] あの子を探して(1999/中国)

出てくる人々がイチイチむかつく。終いにはこれは皮肉なのか?とも疑ったほど
ぼり

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







彼女は金の為に先生代理をしている、しかもやる気なし。黒板に書いただけで「写せ!!」といって、そして子供達を教室に監禁して自分は戸の外にいるだけ、しかも先生がいない間生徒が減らないとボーナス10元貰えるので、生徒の事は考えず学校に留める。しかも生徒が出稼ぎでいなくなってさがしにいく事に(ボーナスの為?)。その為に生徒に金を持ってくるようにいう(メチャクチャだ・・・)。もって来れないと分かると、生徒を使って金を稼ぐ事に、誰も頼んでないのにレンガ運びをして、工場長に一方的に金を請求(ぼったくりか?)そして貰った金がバス賃には足らないので、無賃乗車(未遂)。

街に出たら出たで、一緒に出稼ぎで来た子は無責任、しかも探すのに金を請求。 探すものの見付からず、駅の迷子のアナウンスをすることにする、しかしアナウンスする人はあくまで事務的で情は一切なし。テレビ局で放送してもらおうとテレビ局にいくも受付、警備員も事務的でまたもや情はなし。唯一、いい人だったのは局長だけという不可解さ。

テレビ番組に出て司会者の質問にただただ無言。(そりゃ、「金が貰えないから探した」とも言えないが・・・)。喋るのは涙を流して訴えかける所だけ。話を追っていて、なんでこんなに感動的な事になってしまったのかという漠然とした疑問だけが胸に残る。

そしてそのテレビがキッカケで寄付金や文房具が全国から集まり、めでたし、めでたし・・ってか?

そんな訳で、どういうテーマこんな映画を作ったのかという疑問が胸に残ったのだが、もしかしてこれは純粋とは程遠い動機なのだがテレビというメディアで異常に美化されて写された事によってお涙頂戴になってる事を客観的にみて、皮肉ってるのかとさえ思った。感動して反響を起こしたが、実際それほどキレイな話でもない・・・まさかそんな訳ねえよなぁ・・・

(評価:★3)

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