[コメント] ミリオンダラー・ベイビー(2004/米)
根っからのファイターと応急処置屋の物語。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
鼻の骨が折れるエピソード。 イーストウッド御大演じるフランキーが止血して言う。 「20秒だけだ」
ヒラリー・スワンク演じるマギーがボクシングで快進撃していた時期。 それは、彼女の糞みたいな人生(家族を見れば一目瞭然である)の中の「20秒間」だったのではないか。
「それを過ぎたら、客席まで血が吹き出すぞ」 終盤は午前0時を過ぎたシンデレラ。
先制攻撃を得意とし、流血しながら「どうすれば勝てる?」と聞く、根っからの“攻め”型ファイターに対し、“自分を守れ”という教えを繰り返す。 果たして尊厳死は、己の人生に対する“攻め”だったのか、自分を“守る”ことだったのか。
イーストウッドは、加齢と伴に、“死”の扱いが身近で重くなってきている気がする。
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