[コメント] キー・ラーゴ(1948/米)
面白い。しかしこれはもっと面白くなってしかるべき映画だろう。カッティングはなんだかぎこちないし、電話演出も気が利いていない。ハンフリー・ボガートに対するエドワード・G・ロビンソンのビンタもぬるい。三倍くらい強烈でもいい。面白くなれるポイントをいくつも取りこぼしている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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嵐がピークに達した瞬間に窓がぶち破れる、という演出はよい。「暴風雨」を視覚的に見せた画面だ。また、多勢に無勢だったはずのボガートが圧倒的な勝利を収めてしまうラストの勝負も面白い。屋根に張り付いて相手の出方を窺うボガートがなんとも云えない表情をしている。
ローレン・バコールはミスキャストの感もあるが、それでもさすがの存在感を見せる。
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