[コメント] 遥かなる大地へ(1992/米)
なんだかんだ云ってトム・クルーズもニコール・キッドマンもすばらしい俳優だし、ロン・ハワードはさすがに手堅く面白く映画を仕上げている。(照明も含めて)豪華なセット撮影はいかにもセットという感じが強いが、終盤の雄大なロケーション撮影を引き立たせる役目を果たしている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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このキッドマンは可愛いですねえ。綺麗というより可愛い女性。何度も拳闘のシーンが出てくるけれど、クルーズの殴り方はしっかりと腰が入っていて(腰を回転させていて)、しかも相手のボディ(リバー)を中心に狙っており、なんだかやたら本格的。
クライマックスとなる土地獲得レースは史実に基づいているんですよね? 軽々しくスローモーションを使うな! とか、いろいろ文句を云いたくなる点ももちろんあるのだけれど、土埃を舞わせることや俯瞰の引きの画、川バシャバシャなど最低限以上のことはしっかりとやっているし、何よりこのようななんとも映画にふさわしい出来事が平然と行われる「アメリカ力」に感動。エピローグを描くことなんか眼中にないといった感じのズバッとした潔い終わり方も、やけに往年の名画風のいいかげんさでよい。
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