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リヤンさんのコメント: 投票数順

★3色ごと師春団治(1965/日)演劇風な雪景色のラストは妙味。昔だから許される演出&展開だけど。会話の調子が功を奏してか全体的にテンポは良い。[投票]
★3越後つついし親不知(1964/日)水上勉さんの原作だけあって、秀作「飢餓海峡」の弟分的な作品とも感じられる。監督は違うが、どことなく「飢餓海峡」的なニオイを感じる。原作が持つ力ゆえか。映画の仕上がりは悪くない。ある意味、オーソドックスだけれども、邦画の深みを感じる一本。[投票]
★2SF サムライ・フィクション(1998/日)こういう斬新というか新鮮というか新感覚的な映画が世に出ていくことは有意義だと思う。けれど、この作品についてはそれ以上のものはなかった。悪くはないけれど。[投票]
★2ekiden 駅伝(2000/日)磯村監督作品「がんばっていきまっしょい」の時もそうだが、田中麗奈さんの出演作品って、何故かベタさが中和されてしまう。ベタが爽やかさに昇華しちゃうというか。だけど、これは幻想。広告的に作られた女優の断片しか見られない我々の錯覚。[投票]
★2駅 STATION(1981/日)「駅STATION」と「遥かなる山の呼び声」の2作品が、いわゆる“高倉映画”と思っているのは私だけ? だけど健さんイコール北国みたいな変に偏ったイメージは、健さんサイドからしてみれば大きなお世話なような気がしないでもないような。[投票]
★2ええじゃないか(1981/日)人数がたくさん出ている割には迫力に欠ける作品。かと言って、人がたくさん出ていれば良いという訳ではないけれど。人がたくさん踊ったり、豚がたくさん走ったりと、今村監督って何かと忙しい監督。そこがまた味。[投票]
★2姑獲鳥の夏(2005/日)京極ワールドのみならず、過去にも映像化不可能といわれた原作(小説)類が映画化されてきたが、ことごとく映画的にはハズレてきた。この作品もその類い。ただ照明だけは興味深いシーンが幾分見受けられた。[投票]
★1エーゲ海に捧ぐ(1979/日=伊)版画家の池田満寿夫さんって多彩なアーティストというイメージもあるけれど、映画に関しては全くダメ。小説(芥川賞)ついでに映画も撮っちゃたみたいな。[投票]
★4埋もれ木(2005/日)ファンタジー映画としては邦画界で最高峰レベルの作品だろう。独特の映像美、さらには映画でしか成し得ない表現が各所に織り込まれている。感じる映画。感じさせる映画。さすが小栗監督。[投票]
★1海へ See You(1988/日)健さんに“本格的な冬”を呼び込んだ記念すべき作品。この作品以来、厳しい冬を抜け出せないでいる健さん。その峠は、この上ない駄作の2連チャン「鉄道員」と「ホタル」とみた。[投票]
★2海は見ていた(2002/日)絶妙な色彩感覚など称賛すべき点はあるが、全体的に締りがない。厚みがない。やはり熊井監督作品。ある意味、納得。[投票]
★3宇宙の法則(1990/日)自然光による撮影、露出オーバー気味の映像が何気にファンタスティックで、どことなく“宇宙的”。印象の薄い(記憶に残りにくい)作品だが、ひとつの宇宙の終わりを静かに受け入れていく視線と、自然光の映像とが良く合わさっている。[投票]
★2打ち上げ花火、下からみるか?横からみるか?(1993/日)若年世代がそこそこ楽しめる映画(ドラマ)に仕上がっている。が、この作品を観た年配の知人は「くだらない」と一蹴。団塊世代以上の数人から同様の感想を聞いた。その気持ちもよく分かる。要するに人気の割には大したことがない作品。[投票]
★3歌行燈(1960/日)一種の様式的純愛映画と表現すべき作品だが、意外と粋な感じもする。途中、謡曲で舞うといった幻想的かつ濃密なイメージ映像が炸裂。美術もイケてる。[投票]
★2薄れゆく記憶のなかで(1992/日)ノスタルジーをおぼえる人なら楽しめる内容。なぜ人は忘れるのか、どうやって忘れていくのか。“選択性”という設定がこの映画のミソといえるが、ある意味、ベタな設定と言えなくもない。案外と映像は良い。[投票]
★1後ろから前から(1980/日)それこそ“後ろから前から”批判したいけれど、その言う気さえ失せる作品。映画批評とは関係ないけれど、そもそも全体的にダサい。気のせいではないと思う。[投票]
★1ウォータームーン(1989/日)何度でも言いたい。とても「十三人の刺客」と同じ監督とは思えない(途中で降板したらしいけど)。[投票]
★2ウォーターボーイズ(2001/日)古厩智之監督作品「ロボコン」と同類。男子のシンクロという珍しさ、その企画物の域を超えない作品。たとえ珍しさが先行したとしても映画特有の表現力が垣間みられれば良いんだが、それもほとんどない。強いて言えば、若人のしなやかな肉体が救い。[投票]
★3イノセンス(2004/日)描写力が凄い。良質なエンターテインメント。ただ普遍性はない。[投票]
★1命(2002/日)TVドラマより始末が悪い。この作品が映画であって良かった、と思える点が全くない。映画の良し悪しって、ストーリーとは関係がない、泣ける映画かどうかとも無関係、と改めて実感。出演者の演技性を評価する向きもあるが、程度が過ぎると邪魔でしかない。[投票]