[コメント] 運動靴と赤い金魚(1997/イラン)
この貧しさを国の記憶として共感できる世代は昭和40年代生まれくらいまでかなあ。「丸山真男をひっぱたきたい」この国の貧は、この素朴な貧に今ももがく多くの他国とはきっと共鳴できないんだろうなあ、とかそうではないのかしら、とか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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歳を重ね、貧困を単純に捉えられなくなってしまったオジサンは、純粋に感動したあとすぐに前述のようなことを思ってしまう。そんな自分に―(マイナス)★2。子供が小学校の高学年になったら、もう一度今度は一緒に見てみよう。
溝を流れていく靴とか、富裕な町並みを自転車でいく父子とか、傷をつつく金魚とか、カメラワークがとても印象的でした。冒頭と最後に流れる行商人の声が、唐揚げ売りに聞こえて(「からあ〜げっ、からあ〜げっ」もちろん空耳)、昭和を思いながら見てました。
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