[コメント] 道(1954/伊)
鎖の太さが5cmだろうが10cmだろうが、肝心なのはそのくさびとなっている部分の硬度だけなので、ザンパノの一芸は面白くない。鋼鉄の肺って…w その芸だけで2人が食っていけるという時代にびっくりだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
2010年冬季オリンピックのフィギィアスケートで高橋大輔クンがフリーの演技題目として本作のBGMを取り上げたことで初めてこの映画の存在を知りました。
ジェルソミーナが白痴だという設定は本サイトで初めて知りました。残念ながら女優の演技からは伝わってきませんでした。
観た時代やタイミングが違うと、映画から受ける感銘も全く異なるんでしょう。
僕にはこの映画の高評価が理解できませんでした。
ロードムービーとして観るにも傷だらけの白黒映像では景色を楽しむことも厳しいし、ジェルソミーナにもザンパノにも全く感情移入ができないのです。
特にザンパノが幼馴染を殺害してからのジェルソミーナの言動は不安定すぎて気持ちが悪いです。どうして突然仔犬のように鳴いてみたり、ザンパノが隣で寝ることを拒絶したり、スープを作ってくれたりするんだろう。壊れているのか?と思いました。
名台詞と言われている『石ころ云々』はとてもよい台詞だと思いますが、その台詞だけでは映画全体の評価を上げるには至りませんでした。
チャンバラ映画しか観たことなかった戦後の日本人が、イタリア男の号泣を観て、ついつい貰い泣きした映画なんだろうというのが僕の感想です。
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