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[コメント] 愚なる妻(1922/米)

驚きの一編。映画が見世物や舞台の代替品ではなく、独立した芸術である事を証明するのに、シュトロハイムが果たした業績を改めて思い知らされる。
りかちゅ

シェークスピアが大仰な台詞で表すしか出来なかった嵐や雷(どうやって撮ったんだろう。)、また、同じく台詞で表す事しか出来なかった内心の微妙な変化を表情と演技で表すあたり、まさに素晴らしい出来上がりである。五時間版が観たくなった程だ。ヘビースモーカーのりかちゅとしては、シュトロハイムが咥えている長い煙草も気になった。胡散臭い出身のシュトロハイムが演じる胡散臭い偽貴族、これほど似合う役どころは無い。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)KEI[*] ジェリー chokobo[*]

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