[コメント] 狼たちの午後(1975/米)
予定調和に収まらないが故、観ていてどこか落ち着かない。居心地が悪い。それが劇中アル・パチーノのイラつきにシンクロしてゆく。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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全編にわたり銃が傍らにありながら、発砲されたのはほんの僅か。裏口に迫る警察官に向かってパチーノが放った一発、ジョン・カザールの額に風穴を空けた一発。それくらい?およそ米映画らしからぬ。
というか、最初っから仲間はひとり逃げちゃうし、わざわざ銀行内で書類燃やして怪しまれるし、警察が来るのが早すぎるし、人質の女性陣は楽しげだし、「妻を呼べ」と要求したら”彼氏”が来ちゃうし…
作劇も演出もどこかズレているというか予定調和を揺さぶっている。その語り口がユニーク。
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