[コメント] ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008/米)
『ゾディアック』を撮ったフィンチャーだけに、このような大河ドラマを描く手腕も安定している。状況設定も佳い。大型ハリケーンが接近する病室で今際のキワに昔語りをするというシチュエーションに心騒がされる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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また、回想シーンでは、時代が移りゆく中でベンジャミンが育てられた外階段のある家の佇まいだけが変わらないところが情感を生む。
ケイト・ブランシェットが最も美しく撮られている映画だと思う。ブランシェット、ティルダ・スウィントンという同系統の美女を相並べるのも妙味。
ブランシェットがタクシーにはねられる件りの偶然性を表現する手法も面白い。
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