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[コメント] フィールド・オブ・ドリームス(1989/米)

高校生時分、劇場公開時以来25年ぶりの鑑賞だったが、当時は印象に残らなかったことがいろいろと目につき、新鮮だった。こんなに甘いファンタジーが映画として成立してしまうのも80年代という時代の為せる業だな。よい時代だった。
緑雨

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







奥さん(エイミー・マディガン)のキャラクタ造形がまず意外だった。作劇のセオリーからすれば、旦那には見えるが奥さんには見えない、という設定にして、その葛藤でドラマを作るのが常套だと思うのだが、この映画では奥さんもあっさりと同士となる。PTAの集会?で暴れる件りも含め、リベラルに傾倒した世代的体験の共有がドラマの根底に脈打っている。

それにしても、この映画のレイ・リオッタはとてもよい。真摯で深みのある眼差しと佇まい。ナイター照明に映えるトウモロコシ畑の野球場とともに、この映画の美しさを支える。

(評価:★3)

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