[コメント] 野ばら(1957/オーストリア)
きれいな声で優しい男の子。あんな子がひとりで頑張ろうとしているのを見たら、応援してあげたくなります。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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歌詞が思い出せなかったり、親がいないのを気にしたり、そんなところで寂しそうな顔をする、フェレンチ君。あんな素直でかわいい子は現実には、まず、いないでしょう。だから余計に肩入れしちゃう。エーデルワイスを届ける話は涙ものです。
この制作年代は1957年、ハンガリーの反ソ暴動後、あの沼地をわたってのハンガリーからの亡命者が一番多かった年です。この映画を作る、見ることで、受け入れる側は慈悲の心と度量の広さを示す、亡命者側は甘い希望をいだく。実際はそううまくいかなかったでしょう。たくさんのフェレンチ君たちはたくさんの浮浪児になったりしたでしょう。そんな時代の、甘いおとぎ話。多少の「?」は勘弁してください。まあ、さすがに、入団試験や、病気の話は「あり〜?」と感じましたが。
ちょっと脇へそれますが、入団試験で歌う「野ばら」が、シューベルト版じゃなかったので、ちょっとびっくり。向こうではあっちの方が有名なんでしょうか?
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