ホテルの外観をチェックしてる最中、客にホテルの従業員だと思われ鍵を投げつけらる007（たしかに従業員に見えなくもない）、しっかりお返しをするシーンなど所々ユーモアも入りつつも、緊張感が途切れない2時間だった。

特に拷問シーンは大変ショッキングだった。007がこんな（恥ずかしい）拷問を受けるとはさすがに思ってなかった。

見事に素っ裸にされ、犯人に何度も何度もキンタマを殴られるのである！Ｍ：ｉ：ＩＩＩより緊迫感のある拷問シーンだ。喚き、苦痛に耐えつつも叫ぶ007、とてもじゃないが007の力では、この状況はとても変えられない空気感がひしひしと感じた。 その感覚は今までの007には無いものだ。 危機一髪を楽しむかのような前回の007はそこには無いが、ボロボロになりながらもクールさを装う007も大変魅力的だ。

その後しっかり入院している姿が笑えた。車イスがなんとも痛々しくも可愛かった。前半、ボンドガールと口論になり、とことん嫌われ苦笑いな007も大変キュートだ。