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[コメント] 告発のとき(2007/米)

このハギス演出を見ていると、彼が「地味だが的確に映画を語れる」資質の持ち主であることと、脚本家としての彼の秀逸さもそういった資質に基づいた才能が発揮されたものであることを再確認することができる。
ナム太郎

そんなわけで彼が役者陣から魂の名演を導き出すことに成功しているのもある意味当然のことと言えるのかもしれないのだが、それにしても本作における役者陣の凄まじさといったらないだろう。表情ひとつで全てを語るジョーンズはもとより、少ない出番ながら親としての喪失感を壮絶に演じ切ったサランドンにも泣いた。

国旗ひとつで国家の危機を訴える彼だが、筋違いとは分かっていながらも、そんな彼にアメリカ映画の安泰を感じ嬉しくなったというのも正直な思いなのである。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)3819695[*] けにろん[*]

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