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[コメント] バブルへGO!! タイムマシンはドラム式(2007/日)

いわゆる“新人類世代”と“団塊ジュニア世代”のほぼ中間に位置し、バブル経済時代はちょうど大学生活の俺からすると、やっぱりビッグコミック・スピリッツは必須アイテム(死語か?)だった。まあいかにもホイチョイらしい作品だね。景気の回復云々より、当時の風俗一挙見せます!みたいな感じで。
クワドラAS

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まだ社会人になる前だったので金回りがいいとかの実感はあまりなかったが、今思い返せばかなり浮かれてた世の中だったかもしれない。個人的にこのバブル景気、まあ86年〜90年位までの数年間、トレンド(これも死語でっせ!)に流されて生活していた気がする。「メンズ・ノンノ」や「ポパイ」とか買っては丸井に走ってビギだメルローズだアバハウスだとか、学生の身分で数万もする買い物を結構したもんだ(その分バイトもやってたけど)。周りの友人も皆いわゆるDCブランド着てたし、競いあってた部分もあった。今思えば懐かしいと言うか恥ずかしいと言うか・・・。でも80年代後半のバブル期に売れまくった「メンズ・ノンノ」の看板モデルだったのが風間トオルであり、そして本作で準主役的な阿部寛だ。バブル期に颯爽と登場した阿部寛としては、懐かしさも感じながらなのか結構ノリノリの演技だったね。広末涼子も天然キャラがいい方向に出てた。「私やっぱちょっとかわいいしー」とか言っても嫌な感じにならない女優は案外そんなにいないと思う。吹石一恵に至っては前々からあの眉毛はバブルの残り香だなあと。本作で一番ドンピシャ違和感無しだった。逆に違和感あったのは伊武雅刀だ。あの若返り方は不自然、お前は姉歯か!?とちょっとツッコミたい。あとW飯島、上手く撮ったねえ。ほんと当時と殆ど変わらないよあれは。まあでも俺としてはW浅野の方がバブル期の現象としては印象大なんだが…。トレンディドラマの先駆けとして記憶している「君の瞳をタイホする!」、今思えばなんかやっぱダセぇよなあ。でも少なくともあの時は久保田の「♪ユゥ〜アマィ〜」でよし始まったぜと楽しんでたんだからよしとしよう。

ラストではタイムパラドックスの矛盾点もあれこれ出てきたが、そこはツッコまないでおきたい。そういう映画じゃないし。製作者側の「バブルよ再び!」じゃないけど現在の閉塞した社会をひっくり返したい思い・姿勢があっけらかんと示される、ラストに於ける現在。風刺性はないけどこれもありでしょう。

まあもう少しスキーやディスコ(死語三つ目!)やナンパとかの思い出なんかを書きたかったが(あんのかよホントに!)、そろそろ2007年に帰らないと(逃げる気かぁ!)。懐かしんでばっかではね。でもまた来たいかも。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)takamari[*] HILO[*] uyo

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