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[コメント] K−19(2002/米=英=独)

点数は極めて微妙。まるで冷戦下のアメリカとロシアぐらい微妙(謎) 2002年12月28日劇場鑑賞(2002年最終劇場鑑賞作)
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







世界の危機をことごとく救っている男、ハリソン・フォード(ジャック・ライアンシリーズ全部未見なので、よくわからないけど・・・)

今度は軍服を着て、海軍魂と、祖国への忠誠心を胸に秘め、世界を救ったわけだ。

正直かっこよかった。

なんでこう「海軍魂」って叫びまわるとかっこよく聞こえるのだろうか。『ザ・ロック』でもマイケル・ビーン扮するSEALSの隊長がハメルに「あなたは海軍へ忠誠を誓ったのではないのか!?」と叫ぶ。なんでこう「海軍」って響きはかっこいいのだろうか。

と、いうわけで見る前になんの前知識もなく見たわけ。あった知識は「原子力潜水艦」と「艦内での対立」と「実話」と、キャッチコピーの「世界なんて一瞬で終る」ってことだけ。

正直、まったく期待してなかった。見る前は「どうせ『クリムゾン・タイド』の二番煎じだろ」と思っていた。

実際始まってみれば、厳格な艦長をハリソン・フォードが好演しているのには、拍手を送りたい。

何度も何度も、訓練を行う彼の姿と、クルーが苛立ち、反発意識が芽生えてくる描写はまるで『クリムゾン・タイド』。いや、回数が多いだけに『クリムゾン・タイド』以上かもしれない。

しかし、緊急浮上してミサイルを放った後、乗り込み員達が写真を撮り、再び潜行。そしてついに、あの事故が・・・

と、いう辺りに至るまでに、劇場の温度管理のせいもあって、眠い。

緊迫したシーンも、集中できない。結局中盤はどうにか保って、後半は、意識をしっかりと保ってみる事が出来た。

しかし、見終わってみて、確かに「こういう事故が本当にあったんだ」という事を知って、考えさせられた。同時にに、海軍魂に感動した。

艦長が副艦長に「なぜ指揮権をとらなかった?」と聞く。この台詞の答えは『クリムゾン・タイド』への挑発なのかはわからないが、立派な答えだと思う。

けど、途中で方向性が完全に「海軍魂」に行ってしまった。「核」の猛威を描きたかったのか?「海軍魂」を描きたかったのか?

少し曖昧。

だけど、それなりには楽しめる作品にはなっているのは救いではあった。

結局のところ、一番の問題は音楽。しつこすぎます。

(評価:★3)

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