まあ、最初から中身のないハナシでゴメンナサイ。この映画もそれほど中身があるわけではないので、同化されちゃった感じです。

えー、でも通常の日常なんてだいたいこんなもので、この中身のなさが本当の人生だったりするわけですよ。そんな、当たり前の市井の人々の日常を観客はダサさが充満している日常のるつぼである純喫茶磯辺で目の当たりにするわけです。

コメディなんだけど、突っ込みも鋭くなくクスクスもあまり出ない。まあ、暇人というのはどこにでもいるわけで、そんな許せないわけではないけれどもある一定の人たちが群がる人たちの集積所、純喫茶磯辺。

でも、最後はやはりこの純喫茶も廃業しちゃったわけで、何か普通に終わっちゃったかなあという感じで少々不満。コメディなんだからあっとするラストでもよかった感もある。

この映画について何か書こうとすると結構何も出てこないなあ、結構不思議です。一つだけ言いたいのは、やはり思い切り飛んでた麻生久美子はエライと思う。芸域がそんなに広そうでないのに、どんな役でもやっちゃう。女優の鏡みたいなところはあるね。今年になって中東の映画にも出てたりして驚いたことを覚えています。根性あります。今が旬なんでしょう、、。彼女の演技＆ハリセンボンの近藤春菜の頑張りに加点します。