恐らく、観客を「ゆらす」ために、オダギリが落下を見ていたのか、見ていなかったのかを曖昧にしていたんでしょう？

結局、７年後のシーンで、オダギリは落下を見ていなかったんだと観客はやっとこさ解るのだが（私の解釈だが・・）、見ていなかったのに「見た」と偽証までして実の兄を殺人犯として７年の刑務所送りにしてしまう動機っていったい何？？？？？？

それまでの接見シーンの「ゆれ」では弱いでしょう？？

そうした私の疑問にこの監督は「オダギリ自身のナレーション」という最悪の方法で答えてくれた。

やっちまったなっ！！

それまで見ごたえある演出で魅せていたのに！何考えてんだ！しかもこのナレーション（言い訳）も弱〜い。参った。

さらに言わせてもらうと、影の主役たるあの吊り橋。全然怖くない。落ちても命は助かりそうだし、あの川なら遺体は流されそうにも見えないし。

他にも「田舎」として演技させられている山梨も弱い。東京から近すぎる。キム兄も完全にミスキャストだし、音楽も「なんだこりゃ？？」

世界の北野武が、東スポで大絶賛して、「ただひとつだけの難点は、あの時代はもう８ミリは無いぜ。」だって。

おいおい、たけしもなんだかなぁ。