過ぎ行く時間中で少年が何を手に入れて、何を失って、何を残したのかを書こうとした映画。

得たのはラスト自転車がある様に、怯えず自分で明日を漕ぎ出す心。

残したのは、テッドとの出会いや、キャロルとの初恋の様な思い出。

しかし、失った事と言うのがイマイチ。

たぶん、自分の大切な人であるテッドだとか、子供の時にあったガラス越しに見るような眩いばかりの明日への憧れとかそう言うことだと思うケド、この辺があまり伝わらなかった気がする。

まあ、失った事やもうあの頃には戻れないって言うのを絡めて、綺麗にストーリーをまとめようとするとまたちょっと一工夫いるから難しくなるんだろうけどさ。

コレってやっぱ、大人時代のボビーをほとんど描かなかったからなのかなぁ、とか思います。

む〜、これでは子供時代のちょっとイイ話、ってくらいになってしまいます。