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[コメント] 海底軍艦(1963/日)

荒唐無稽娯楽大作、ドリルは娯楽SFの必需品
アルシュ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







世界征服を企むムー帝国人が、むしろ古代エジプト文明に近く、裸に近い腰ミノを身につけながら原始的な踊りをしていようと、

超科学ムー帝国人の肉弾戦での武器が槍だろうと、

敗残である旧日本兵が、原材料の豊富さだけで、現代科学をはるかに超越した空飛ぶ轟天号やら冷線銃やらを開発してしまおうと、

ダイバーとして見なくてもあれは無謀すぎますが、深海からあんな潜水服で脱出出来てしまおうと、

轟天号の格好良さには全て許せてしまいます。

ドリルよりも艦体が大きければ途中で引っかかってしまうのも口出ししたいのですが、「マイティジャック」の巨大万能戦艦マイティ号、「サンダーバード」のジェットモグラ、「ウルトラマン」における科学特捜隊のペルシダー、「ウルトラセブン」におけるウルトラ警備隊のマグマライザー、「宇宙戦艦ヤマト」におけるドメル軍のドリルミサイル、等々ドリルは娯楽SFの必需品。これらのハシリとなったのは間違いないでしょう!

しっかし、「轟天号」って人間魚雷回天からのネーミングは明らかだし、敵を完膚無きまで叩きのめす姿勢は、敗戦の鬱憤晴らしでしょうか?

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)水那岐[*] 甘崎庵[*]

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