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[コメント] セルラー(2004/米)

これのどこがそんなに良かったかと言うと
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







”ちゃらんぽらんで軽くて子供の様な若者”であるクリス・エヴァンスが、見るからに軽そうで良いです。どんな俳優なのかよく知らないしこれから他の作品では期待出来るかどうかは疑問だけれど。この作品ではよくぞここまでという見事なはまり方。その見るからに軽くて無責任男が事件を通して成長する、というのがよいのです。冒頭で振られた彼女にふらふらと向かって行く所なんかはもう最高ですね。そこで彼女に「あなたのそういう所が云々」と言われる辺りも。事件の終わりには成長した若者に彼女が戻る(そういう雰囲気)というオチも、納得できるというか。

ありがちと言えばありがちな成長物語な訳だけれど、クリス・エヴァンスのはまり方が素晴らしい。よくぞここまで、その見た目の軽さを活かせたなぁ。その(彼の)見た目の軽さと、所々に入る小ネタの軽さが、また見事にぴったりしっくりと来るものだから見ていて気分が良いです。小ネタが良い感じに見えてしまうのもクリス・エヴァンスの持ち前の子供っぽさや軽さのお陰なのです。そして作ってる側はちゃんとそれを心得てやっているんだなと思いましたよ。個人的には携帯の充電器を(お金を払って)店から奪うエピソードなんかがとても好きです。可愛すぎ。可愛いのはクリス・エヴァンスが見るからに子供みたいで軽いお陰なんですよ。

サスペンス物、と言うよりは、軽くてまだまだ子供な男の成長物語、として、なかなか気に入ってしまいました。サスペンスとしての質を評価するのならイマイチとなってしまうのかもしれませんが、わたしはこれで全然オゲーです。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)ロープブレーク[*] tredair[*] ドデカプリオ Ryu-Zen[*]

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