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[コメント] オーシャンと十一人の仲間(1960/米)

電話で悪戯けしすぎだぞシナトラ! 本筋に関係ないウダ話&『レザボア・ドッグス』でまんま引用されたラストのカッコ良い闊歩シーン等、タランティーノ作品への影響力絶大だぜアーメン!
AONI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







突然死んでしまった仲間の棺に金を隠して、棺と共にラスベガスを脱走させようとする主人公一味。しかし、葬儀がラスベガスの教会で行われ、その場で火葬されてしまう。棺のまま埋葬するのが一般的(?)な欧米人にとっては衝撃的な結末なのかもしれないが、火葬するのが一般的な日本人にとっては先が読めてしまい「なーんだぁ!」って感じで拍子抜けするかもしれない。少なくとも私はそう感じた。

ストーリー云々よりも、登場キャラ達の本篇に関係無い会話&楽屋オチ的ジョークが妙に魅力があり、ラスベガスを颯爽と闊歩する最後の名シーンを含めてクエンティン・タランティーノがいかにも好きそうな映画。本場ラスベガスの雰囲気が良く出ていて、新年カウントダウンの際に、風船のアップを上手く使い5件のカジノを中継する編集に感心した。

ビリヤード台上で手を重ね合わせる10人。第二次世界大戦を一緒に戦った軍隊仲間って設定が良い。一応コメディーにかかわらず、不治の病&家庭不和&マザコン等、深刻な悩みやコンプレックスを抱える仲間たちだ。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)けにろん[*] kawa[*]

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