いや、もちろん戦争を題材にした映画には違いないけど。でもこういった（皮肉な）話はとりたてて戦争に限らず、日常の至るところに転がっていそうな話だと思う。

例えば仮に舞台を旧ユーゴから小学校の教室。兵士を生徒。戦争をケンカ。マスコミをクラスの野次馬。そして国連を教師に置き換えたとしても、何一つ違和感なくストーリーが作れるんじゃないだろうか？（２対１でケンカしてる生徒。お互いに相手が悪いんだと罵り合う。教師がケンカを止めようと介入するが、うまくいかないし、結構おざなりかつ強引な解決のされ方をされてしまう、みたいな感じ）　

そんな訳でこの映画は戦争の理不尽さを伝えると言うよりも、人間の理不尽さを伝えようとした映画なのではないかと思いましたです。