[コメント] 少林サッカー(2001/香港)
凌駕する映画。
美人を最後迄素顔で使わないなど,随所にみられる底意地の悪さが庶民のひねた心を擽る。
呵責ない残酷描写に、監督の本気を感じる。まさにあれこそが「フクロにされる」ということであり、登場人物たちはそれを自らの生命力でのみ凌駕してゆく。現実に存在する種々の理不尽に対する、制作者たちの想像力による反抗である。特に理不尽を意に介さぬ主人公にそれが凝縮される。
ラストは完全にこちらの予想を凌駕していた。ゲイリー=シニーズがわざわざ火星計画せんでも地上であのグルグルグルは拝めたのだった!
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