[コメント] アバウト・シュミット(2002/米)
人生とっくに折り返してる自分にとっては、痛みを伴う笑いが満載されたこの映画はちょっとつらかった。「父の日」に見ちゃったし。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「プレッジ」でも老けてはいたが、執念の捜査を続ける退職刑事だったので、まだオーラがあった。 今回は、まさに棺桶に片足突っ込んだような老いの境地。 哀愁通り越して痛々しかった。
でもストーリーは、ペーソス漂う笑いの連続。いつもより引いた演技のニコルソンが絶妙。ラストも表情だけで泣かせる。
ツボを突いた演出はうまかったが、ストーリーは意外に淡泊だった。あの歳とカラダでハダカになるキャシー・ベイツすご過ぎる!ある意味「妖怪対決」のようなジャグジーでのニコルソンとベイツの絡みは、絡むことなくニコルソンの場外逃亡による反則負け。 混浴好きのワシでも逃げ出すこと必至。
なんか、人生とっくに折り返している自分も身につまされて少々凹まされた映画でした。
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