なんか、みんな高配点でビビッた。

さすがジュネ節ってかんじで、映像がきれいでカメラワークも良かったのだが・・。特に序盤はウキウキするほど映画の楽しさを味わわせてくれた。

しかし、中盤以降でガラスじじいとのやりとりや管理人のおばさんとの絡みが始まると中だるみ状態。カメラも室内の絵が中心だと身動きとれずに退屈になってくる。

やっぱアメリの恋の成就がメインなのだから、あまりエピソード広げなくても良かったのでは？管理人のおばさんなんか、いい話作っときながら、ほったらかしになっちゃうし。そして肝心のアメリの恋だが、いまいち盛り上がりに欠ける。もちろんあのキスシーンではウルウルしちゃいましたが。

だいたい長げーよ。カフェに彼が来たところでゴールインしてもいいんじゃない？百歩譲って、一度すれ違いを挟むのを良しとしても、それならもう一ひねり欲しかった。なんかウザイんだよね、内向キャラが繰り返し出てくると。ストーリーや演出が変化球ばっかだったので、どこかに直球も欲しい！

「デリカテッセン」大好きなので、かなりな思い入れを持って観に行ったため、この点数になったが、すごく楽しい映画ではあった。これにプラス、心に残る深い感動があれば・・。