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[コメント] ムトゥ 踊るマハラジャ(1995/インド)

インドをこよなく愛してきた自分が救われた映画。
はっぴぃ・まにあ

3年ほど前から、NGOのボランティア活動で毎年インドに行っている。 なぜ3年前からかっていうと、それは1年目に初めて出会ったインドがあんまりにも私を魅了したから。 デリー、ボンベイ、チェンナイ、カニャークマリ・・・愛するインドを思うままに縦断したっけ。

その割には「こんな今更」的な時期にこの映画を見たもんだ。 というのも、やっぱり勇気が必要だったから。インドという国を知ってる分、インド映画がいかにモノスゴイか安易に想像でき、そのスゴさってのに打ち勝つには覚悟っていうか、心の準備みたいのが必要だろうと確信していた。

しかし、その沈黙を遂に破ってしまったのだ!!やったよ、あたしゃ! 冒頭ラジニーカントが出た途端流れる「スーパースター・ラジニ」のテロップと彼のウィンクですぐ、「私の予想は当たった、これは大変なことになるぞ」と思う。

とにかくここでみなさんが既に書いているように、濃い・濃い・濃いの3時間。日本映画やアメリカ映画のようなセックスの描写はなく、せいぜいキスシーン(しかもほんとにはしてないのバレバレ)が愛の表現の限界。しかしながらダンスはとにかくエロイ、エロイ・・、つま先でいじり合って官能の表情をするあたり、さすが『カーマ・スートラ』の国だ。

ミーナの美しさも想像以上。いやでもインド人女性が美しいことは既に確認済みではあるのだが。

まぁ、なんと行っても、だ。インドが好きでしょうがないということを、仲間内でなんとなく声を大にして言えなかった私ではあるが、なんか自信がついた。そう、私はインドが好きなんだ。だってシネスケでこんな長いレビュー書くの初めてだし。4年でも5年でも、なんなら一生インドと関わりつづけよう。いやむしろいつか住みたい。そんな決心を誇りに思える、そんな映画に出会えたのでした。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (5 人)モモ★ラッチ[*] べーたん m[*] はしぼそがらす[*] ゑぎ[*]

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