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[コメント] 俺たちに明日はない(1967/米)

破滅へ向かう美学、というのか?オレにはどうしても、そんな生き方・死に方はできん。こんな人生かっこいいだろ?と言ってしまう生き方が出来ないって事だな。
ピロちゃんきゅ〜

ま、他人の人生だから、どんでもいいけどさ。勝手に生きるがよろしい。という、非共感性を強く感じてしまったが為に、点数が下がってしまった。映画自体の存在意義からしたら、当時の反響はすごかったろうけど。

個人的な評価の基準の話しだが、やっぱりそれまでの作品へ対する逆を付いた発想というか、それまでの常識を意識した上での非常識というか…、要は、発想の幅が狭いんだと思うけどな。喩えるならば(すまん、サイマフ氏。このフレーズが好きで好きで)、ポテトチップスじゃがバタ砂糖味。みたいな。って余計わからんわ!

要は、ハッピーエンドばっかりな映画の常識にあって、「じゃ、バッドエンドにしてみよう!」みたいな企画。そんなアイディアは誰でも持つものよ。ただ、それを実行した、製作、監督の思い切りの良さ、それがすごいわけだ。判りきってても、誰もやってない。それは最初にやった者勝ち。それは認める。ただ、それを評価する上で、とても最高!とは言えないのだー。真に新しい発想というものは誰もが考えなかったものを言うものであろう。

ところで、実在の彼らの実際の逃亡中の状況は、ホントの所どうだったんだろう?けっして仲良く逃げていたとは思えないけど。悲痛な感じなんすかね?映画中で「やってもいない銀行強盗までも俺達がやったことになっている」と嘆いていたけど、それこそ、この映画自体が彼らからしてみたら「とんでもなく美化された人生になってんな」という内容だと思うが、伝説の人間になる!ってのが人生の目標だとしたら、この監督に感謝するべきなんだろうか。

(評価:★3)

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