●ロンボ。コロンボではない。（注：一部差別用語が含まれていますが、深読みしないように）

むかーし、チラッとだけ見た記憶がある映画だった。イントロの組手の所は知っていた（『ケンタッキーフライドムービー』ではない）。当時、同級生達がものすごく興奮してヌンチャクを振り回してはケガしたり、女子が先生にチクリに行ったり。そんな彼らを横目に平和主義者（要はチキン）の自分は「やれやれ」と呆れるだけだった。実は今みても、この闘いに胸を熱くさせるものは無いんだが、昔と違って「只の乱闘映画」と見れなくなってる所が成長した証しか？ＷＷＥの闘いには胸を熱くしてるんだけどな（でもK-1とか日本プロレスにはさっぱり）。確かに、小学生時代には、下記のような邪推はしなかった（できなかった）けどさ、勘で見るタイプとしては、どうなん？昔の感性のほうが鋭い気がしないでもない。

☆　白人のおじさんが強そうじゃなかった。当時は力勝負でも白人の方が上という認知でもあったのだろうか？それ以上に、アフロの兄さんがあまりにも弱かった。あっけなく吊られてドボーンでは、なんとも、「人種差別だー」なんて勘違いするヤカラが出てもおかしくないな〜ぐらいの力の差だった。メインの人たちの中でもリーだけが突出して強い設定になってた気がするが、なぜ、ボスは彼を指名しなかったのだろうか？それは、オレがしっかりと見てないせいか？今更だが、何らか理由が語られてた気もする。ｽﾏﾇ。力も強くてずる賢いのが白人でしょ？って意味かな。そう考えると、ただ強くってシモパワーが旺盛で頭は弱いってのが黒人っていうのもアジア人精一杯の黒人差別だったか？歓迎会のちんたら相撲は日本差別とは感じなかったけど、こんな役割分担には、なにか含みを感じるね。推測ですが。

☆　ロープを持ってマンホールから忍び込む。たいした事もやらずに退散。しかも見つかるし。ま、あの目立つ侵入ではな、と思ったら…。翌日、２回目の穴侵入　ヘビは居たものの、「同じとっからかよ！」と苦笑。で、「またそのロープかよ？」と爆笑。く、繰り返しの秘技が…。チャ、チャウ・シンチー？でも、マジなのね。予算がなかったのね？ﾜﾗって許す。というか、笑える。この映画に熱中した世代がパロディーでリーを使うのがなんとなく判るシーンでもあった。ヘビの首ねっこをギュッとしめて、シャーっと身構えるシーンは好き。

熱中した人も、している人も、気持ちは判らんではないが、オレは判らん。ま、つまらんくはなかったが、熱中もできなかった身としては３点。