[コメント] ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001/米)
こんなに心の痛い映画はないね。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
自分を愛した人(父と最初の夫)に全て(セクシャリティ)を捧げてしまったヘドウィグ。でも決して自らの意志でそうしたのではない。愛に対して無垢なヘドウィグは無抵抗でもあった。
でもトニーに対しては違う。自ら愛し、自らその才能を分け与えた。だから彼に裏切られた時、父や夫に対しては持たなかった恨む心が芽生えた。
所詮人間は一人。体一つで生きていくしかない。
また愛すだろう。愛されるだろう。そして憎んで、憎まれる。
一人の特異な容貌の人間の、普通の愛の物語。
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