何て言うのかな。木綿豆腐になった脳みそが欲するとでも言うのでしょうか。中毒気味なんです、この半年。

とにかく手許に置いておきたい！サントラ欲しい！と思うだけならまだしも、カラオケで「Your Song」を高らかに歌い上げ、瞼を閉じればユアン・マクレガーのネジの抜けたような笑顔。そして赤白黒の3色だけで描かれたようなニコール・キッドマン。こうしている間も頭の中はまた「Your Song」。エルトン・ジョンなんて名前すら好意的に感じるようになってしまった自分に嫌悪感すら覚えます。あぁ「Your Song」。「Your SongのYouはお前の事さ」なんて電波すら受信中です。

前半の音と色の洪水になす術なく押し流されてしまった自分に、この映画は少々危険だったようです。4点を付ける最たる理由だった「特に泣くほどでもない」ベタなストーリーも、今となっては歌を邪魔しないシンプルな味付けだとさえ思ってしまいます。これだけの時間が経って尚、色・歌・笑・話の波の中に未だに自分が漂っていたことに驚き、遅ればせながら5点に変更させていただきます。

あぁもう我慢できない。お金ないからTSUTAYA行ってこよ。