[コメント] ブロウ(2001/米)
ドラッグよりも、父子の人間模様に感動。年齢別に主役を演じたジョニー・デップの演技も素晴らしい。
ジョニー・デップがやってくれました!かっこいいデップが見たい人は嫌かもしれないけど、演技派としてのデップが見たい自分としては大満足でした。実在したドラッグ王、ジョージ・ユングの物語ということで、結局はドラッグを否定するタイプの映画かと思って見たら、それよりも親子の関係を描いた人間ドラマの要素が強かった。そしてそれが良い。ジョージと父親との関係(父親役のレイ・リオッタがまたまた渋く好演してるんです。)、ジョージと娘との関係がうまく交錯して、感動を誘う。決してコテコテの感動ドラマではないのに、その親子愛には心動かされた。デップ、リオッタの演技にも、そして内容にも非常に満足のいく作品でした。ただ、一つだけ汚点を上げるとすると、ペネロペ・クルス。かわいいさを売りにした役ばかり演じそうな女優だけど、意外に汚れた役もやるのかぁとは感心はしたんだけど、演技自体ははヘタっぴ。オーバーに演技しすぎてたと思う。個人的にそこ以外は完璧でした。
後に飛び込んできた監督テッド・デミが38歳の若さで急死したというニュースを聞いて、この映画を劇場で見て、かなり良い印象を持った自分としては残念に思いました。彼に黙祷。
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