[コメント] コレリ大尉のマンドリン(2001/米)
無味乾燥映画
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
まずはタイトルが間違っている。マンドリンがどうという作品ではなかった。ニコラス・ケイジの人間離れした顔を考えるに付け、やはりタイトルは『コレリ大尉はマンドリル』が正解だろう(by シネマ DE ジョーク」アルシュ作)。
メインエピソードのである、コレリ体位・・・もとい、大尉とペラギアの人物像や精神的な描写が希薄で、戦争に翻弄された運命なのに、戦争を上手くストーリーに都合良く絡ませたようにしか見えない。また、ふたりの関係は、観ていても別段心拍数があがる様な事がない、無味乾燥映画であった。
また、ペラギアが婚約者マンドラスへの愛を失っていった経緯も端折られていて、彼女が何を考えているか解らない点にもある。
それでも、恋と愛の違い・・・「燃え上がる情熱による恋。その燃えカスが愛」と諭した父親のこの言葉から、深い愛情がしみじみと伝わってきたし、ナチスドイツという歯車に組み込まれたウェーバーの苦しみから観ると、むしろサブエピソードの方が見応えのある作品とも言える。
そうだ!一番相応しいタイトルがあった。濡れ場もあったので、『凝った体位でマングリン』(by 「シネマ DE ジョーク」ペペロンチーノ様作)が正解ではなかろうか?
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (7 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。