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[コメント] コレリ大尉のマンドリン(2001/米)

なーんだかなぁ。ペアラギの傍若無人ぶりしか伝わってこなかったよぉ。
mimiうさぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







そもそも、(演出で)ペアギラがマンドラス(クリスチャン・ベール)へ「愛が無くなった」と書いていた手紙の内容を最後の方まで隠していた意図が分からない。だから余計にペアラギの心が見えないままストーリーが展開されるので、コレリ大尉への思いも突然だなぁという印象が強い。しかも、手紙の内容が分かってから過去の彼女の行動を振り返ると、もう愛がないのにも関わらずフィアンセのままでいた事が、あまりに身勝手なように感じる。

「字が読めない」と聞いた時点で、「長い間待ち続けて、もう待てない」と伝えるべきだ。それに引き換え、マンドラスは彼女の愛を取り戻そうと、憎き恋敵であり、敵であるコレリ大尉を助ける純粋さ!この純粋な愛を踏みにじってはいけない。

それに、いくが学がないからって、マンドラスの母さんはいい人だ!我が子可愛さに、嫁(まだフィアンセだけど)イビリとかする人が多い中、この母さんは、「こら!お前みたいな奴と結婚してくれるお嬢さんに何てことするんだい!」と、彼をしばきまわす。いい人ではないか。彼女が望む幸せが、この島での普通の暮らしでないのなら、それをもっと早くに伝えてあげてよぉ!

あまっちろいラブ・ロマンスにもならない、ご都合だらけのこの映画。題名に惹かれた私が馬鹿だったのね…。

しっかし、「なんでペネロペ・クルスってこんなにモテルの?」って言うぐらい彼女は、モテル。

ニコラス・ケイジは、この映画の共演で、愛妻と別れた。ケイジの愛妻(だった)と言えば、パトリシア・アークエット。彼女はもともとケイジが嫌いで嫌いで仕方なかった。なんとかケイジの申し出を断ろうと、現代のかぐや姫ばりに、無理難題を彼に押し付けた。黒い宝石が欲しいとかたーくさん。けれども、ノリに乗ってハリウッドのビッグ・マネーを手にしていたケイジは、その難題を見事にクリア。とうとうパトリシアも折れて、彼と結婚した訳なのだが…。

それ程までに愛していた彼女と別れを決意させるくらい、ペネロペがいい女って事か…。う〜ん。そんなに彼女に魅力感じないんだけど…。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)アルシュ[*]

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