[コメント] マグノリア(1999/米)
愛に幸福を重ねられなくても、それでも地球は回ってる。例えどんな結果になろうとも人を愛する事は人生の花なのだから。大輪を咲かそうマグノリアの様に。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ヘロイン中毒で心に暗い陰があっても偶然警官と恋に落ちる事がある。
会社からお金を盗んでも、偶然見つかって偶然許される時がある。
親子仲がウマいかなくたって、偶然死ぬ間際にその父親に会って、会話を交わし、心をブツける事が出来る。
親に利用されながら生きる天才少年だって、偶然カエルが降って来る事によって自分を見つける事が出来る。
自分を変えていくのは難しい、他人を変えるのはもっと難しい。 しかし、全てがこの世で起こりうる、そして人に愛さえあれば自分をそして他人を変えていけるかも知れない。
蛙が降って来ると言う事、大部分の人にとっては悪夢だが、 もしかしたら、人は心のどこかでこんな事を望んでるのかも知れません。
偶然とは常に人が望む必然であり、その結果は当然の事として処理されます。 そして、何を結果として当然のモノとして受け取るかで、その人が人生に咲かせられる花は決まるのでしょう。
3時間を超える長い映画だけど、見て損は無い映画でした。よって5つ星。
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