[コメント] トイ・ストーリー2(1999/米)
世界観が1で語り尽くされている分、セツナ成分少なめで活劇指向だが、ザーグの「バズを倒せ」の連呼と例の大見得、ジェシーの愁嘆場で再び胸が張り裂けた。げにおもちゃ(人)にとって世界(映画)は牢獄であり、おもちゃ(人)はキャラクタ(アイデンティティ)と愛の奴隷である。だがそれが何だと言うのか。「制約」の中での精一杯の飛翔が、「奴隷」だからこその強度を持った活劇で語られる。これは私達のための物語である。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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基本的に素晴らしいのだが、「1」のほうが良いという印象は否めない。特に、空港シークエンス以降、あっさりワンカットで家に帰れてしまうのは「1」への背信である。あの活劇の困難、奇跡性まではない。これはいただけない。なお「3」は未見です。
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