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[コメント] 永遠と一日(1998/仏=伊=ギリシャ)

4.5点。アンゲロプロスは間違いなく映画の側の人ではあるのだが、そのスタイルに遊びがなさ過ぎて私の性に合わないこともしばしば。特に「歴史」「政治」が絡むと画面に「意味」が生じ始め、押し付けがましさを感じてしまう。しかし本作ではその成分が比較的薄く、「個人」の「孤独」が主題として描かれている点で親しみやすかった。
赤い戦車

といっても『旅芸人の記録』など、そういった押し付けがましい「意味」を「運動」によって包みこみ、「映画」へと昇華させていくのだからアンゲロプロスはやっぱり偉い。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ゑぎ[*]

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