[コメント] ビッグ・リボウスキ(1998/米)
ベトナムと湾岸 若フセインと父ブッシュ ニヒリストとナチス カウボーイとLA 便座とカーペット ブリーフケースとブリーフ モルモットとジョンソン ボウリング球と8歳児 ジーザスとイエス 死と誕生
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「ここには規則を守ろうとする奴はいねえのか?ここはナムの戦場じゃねえんだぞ!」と叫びつつ、ボウリング場で銃を取り出すジョン・グッドマン、面白すぎ。線を越えたことを問題にして、もの凄い勢いで自ら「線」を越えていき、ことあるごとに自分の正当性を主張したがる(Am I wrong?)彼の姿にどこぞの国の姿を垣間見た気がしましたが、間違いなく僕の深読みでしょう。
ブリーフケース(briefcase)の中に詰め込んであるのが臭そうなパンツ(brief)なのも深読みでしょうか。
コーエンの作品は、一見くだらない映画の中で何か深い意味を匂わせつつも、やっぱりくだらない。頭蓋骨がフニャフニャになります。意味なんておそらくありゃしません。批評家や観客がああだこうだと深読みして意味を付けたがるのを面白がってるに違いない。批評家に受けが良いことを自覚しながらやってるんだから、タチが悪い兄弟だよ、ほんとに。
悔しいからこれからも色々無駄な深読みを続けることにしよう。
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