[コメント] リパルジョン・反撥(1965/英)
男女の関係には湿気が漂うものだ。料理は腐り、野菜は発芽し、血は乾き生と性を実証する。有機体でありながら無機化したキャロル(カトリーヌ・ドヌーヴ)の美しさは造花のように湿度というものを感じさせない。ただ瞳だけが、悲しげに最後の湿気を湛えるのだ。
(ぽんしゅう)
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