[コメント] トラック野郎 一番星北へ帰る(1978/日)
8作目にしてやっと桃さんの故郷を描いた一編。故郷のダムの湖面に映る夕陽がまぶしい。ストーリー的には流れとして面白いが、オチのつけ方がやや強引。甘い5点。
啄木の知る人ぞ知る名詩「飛行機」が紹介されているのも情感があふれて良い。もう一度読みたい人のために掲げておこう。
飛行機 ―石川啄木「呼子と口笛」より
見よ、今日もかの蒼空に 飛行機の高く飛べるを。
給仕づとめの少年が たまの非番の 日曜日、 肺病やみの母親と たった二人の家にいて、 ひとりせっせとリイダアの 独学をする目の疲れ・・・
見よ、今日もかの蒼空に 飛行機の高く飛べるを。
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