[コメント] 裸の島(1960/日)
乙羽信子の給水スリラーを成り立たせるのは、期間工のような挙動で畑に注水する殿山の生産性パラノイアである。
末期的シムシティのような限界状況が予見する天候不順・病気・事故のリスクと、舟を漕ぎ桶を運ぶ乙羽の肢体のセクシャリティが、宿禰島を一大アトラクションにする。リスクは島の限界経済に差し障らないポイントを発見し発動。島の地表に投地した乙羽の放つ性の気配に全く動じない殿山のダンディズム。
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