[コメント] クライ・マッチョ(2021/米)
他人どころか当人すら所作の統制はもはや野放しである。にもかかわらず、メキシコの女性連だけは統制される終わらない性欲。筋は向こうから勝手に飛んできて、老人に実体を詰め込む。
自動化した老人の呆然とした表情にはかかる恣意に対するユーモラスな批評精神が刻まれている。愛嬌が後期高齢者風俗を克服し、『十五才 学校IV』は一種の奇譚へと跳躍する。
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