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[コメント] 異端の鳥(2018/チェコスロバキア=ウクライナ)

たとえば、生計の手段が絶えず疑義に晒されるような生活感のなさが、生活の物証を追及するゆえに、景物の質感は高い解像で捕捉される。これがモノクロと齟齬を起こしてますます作りごとめいてくる。
disjunctive

筋についても少年は絶えず天恵に晒され、大人たちはNPCのごとく造形にバリエーションがなく地勢にも差異がない。生活の物証への強迫観念も仇となり、この構築感はオープンワールドゲーム的というより、太秦的アトラクションへ収束している。

(評価:★3)

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